経営コラム


難しいことを簡単に話す

難しいことを難しく話すのは簡単ですが、難しいことを簡単に話すのは難しいです。

それは、自分の知識を噛み砕いて、相手に合わせた形で提供しなければならないからです。

適切に提供するためには、次の2点が必要です。

 

一つは、専門用語を使わないようにすることです。

言葉は、相手が頭の中で、その単語と経験を結びつけることができなければ、理解されません。

まったく聞いたことのない言葉は、なかなか経験と結びつきません。

そこで、相手が経験したことがあるであろう言葉を選んで、相手の言葉で伝えなければなりません。

 

もう一つは、相手が知りたがっていることを伝えることです。

人は、自分の興味のあることしか理解できません。

初心者にとっては、理論の構造や成り立ちよりも、それをどのように使うのかがポイントになります。

使い方を知りたがっている相手に、理論の構造などを話しても、興味を持ってもらえないので、理解してもらえません。

理論の構造など周辺情報も知ることで、より理解が深まるのは確かですが、まずは相手が知りたがっていることを伝えるべきです。

 

 

【本日の質問】

あなたの会社では、難しいことを簡単に話していますか?

 

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