資金繰りなどを無視して考えると、売上さえあれば、会社はなんとかなります。
好景気下では、何もしなくても売上が伸びました。
作れば作っただけ販売ができ、経費も使い放題でした。
しかし、景気が悪化し、競争が激化すると、売上が下がり始めます。
そこで、経費削減の取組みが始まりました。
人件費をはじめ、様々な経費が見直され、削減されていきました。
しかし、経費削減には、限界があります。
会社を最低限維持するのに必要な経費は残さなければなりません。
必要経費をまかなうだけの売上も確保できなくなってくると、いよいよ窮してきます。
ここで必要なのは、限界利益率を改善させることです。
限界利益率を高めるためには、適正価格で売り切る力が必要です。
価値訴求をして、値下げに頼らない適正価格での販売を行わなければなりません。
在庫やロスを管理して、無駄な仕入れをなくさなければなりません。
自社の経営資源を最大限に活用して、顧客とコミュニケーションを取る必要があります。
当たり前といえば、当たり前のことですが、実践するのは難しいです。
自社と顧客と真摯に向き合って、現実から逃げずに取り組まなければ、限界利益率の改善は図れません。
【本日の質問】
あなたの会社では、限界利益率を高める経営を行っていますか?