オブジェを作成する際には、二通りの方法があります。
ひとつは、パーツを作ってから組み上げる方法です。
もうひとつは、塊から全体を削りだしていく方法です。
部分と全体のどちらから作っていくかの違いです。
この違いは、経営を把握する際にも当てはまります。
部分と全体、どちらから始める方が正しいというものではありません。
部分を深掘りしていくことで、見えてくる問題もあります。
全体を把握することで、見える問題もあります。
大切なのは、バランスです。
木を見て森を見ずになっては困ります。
荒削りで、精度がないのも困ります。
状況に応じて使い分けることが大切です。
個人的には、全体から削り出す方が好みです。
荒々の全体像を元に、パーツを表現していきます。
その方が、流れがあり、ムダがありません。
一方、部分から作っていくと、抜け漏れが少なくなります。
最初に正しく設計図を描いておけば、緻密な作品ができあがります。
全体と部分を使い分けるバランス感覚が大切です。
【本日の質問】
あなたの会社では、部分と全体を使い分けていますか?