組織は、人です。
どのような人で、どのように構成されているかによって、組織のパフォーマンスは大きく異なります。
適材適所の人材配置が理想的です。
TAテストやコンピテンシー理論、360度評価などを活用して、適切な人事評価を行おうとしている組織は多いです。
その人の持っている長所を活かして育てていこうしています。
ところが、無計画なジョブローテーションのために、有名無実になってしまっています。
一定期間で、次の部署に異動させるという仕組みを採用している組織が多くあります。
人の癒着を防いだり、様々な経験を積ませたりと、それなりの目的があります。
しかし、頻繁に移動をさせていては、スペシャリストは育ちません。
また、異動先でどのような経験を積ませるのか、最終的にどのような人物にしたいのかがないまま、
闇雲に異動を繰り返しても、その人のためにはなりません。
組織として、どのような能力を持った人を、どれだけ育てるかという戦略が必要です。
また、どのポストにどのような人がふさわしいのかが、明確になっていない組織も多いです。
同じ営業課長でも、新規開拓部門とルート営業部門では、求められる能力が異なります。
積極性が必要なのか、規律性が必要なのか、各ポストに望まれる能力を明確にしなければなりません。
ポストの特徴が明らかになっていなければ、その人にどこが適しているのか判断できません。
組織に必要な役割を元に、ポストを用意します。
そして、各ポストに望まれる能力を持った人を、配置することが重要です。
【本日の質問】
あなたの会社では、適材適所の人材配置が行われていますか?