経営コラム


迷惑メールに見る販促表現

最近、迷惑メールがまた届くようになりました。
ドメイン指定でブロックしても、次から次へと変えてくるので困ったものです。
しかも、文面もあの手この手で迫ってくるので本当に迷惑です。
ただ、表現は心理学をよく理解しているなと感心してしまいます。
その一部をご紹介します。

・名前やアドレスの一部が記載されている。
相手の名前を呼ぶことは、親近感につながります。
接客でも、常連の方などは名前を呼ぶのではないでしょうか。
迷惑メールの狙いとしては、名前などを入れることで知り合いかと思わせたいのではないでしょうか。

・具体性がある
プロフィールに具体的な年齢が記載されています。(嘘でしょうが)
それにより、相手の事をイメージしやすくなります。
これも親近感や信頼感につながります。

・写真を送ってくる
これも親近感や信頼感につながります。
販促物にも写真を入れることで、同様の効果が期待できます。
ちなみに、写真を見るために課金するサイトもあるそうです。

・特別感や限定感がある
「あなただけに高額ポイントが当たりました。○○までに引き取ってください」というように、特別感や限定感をあおります。
放っていおくと、勝手にカウントダウンをしたメールが送られ続けます。
魅力ある商品であれば購入を検討しますが、迷惑メールであれば無視をします。
とはいえ、徐々に締切が近くなってくると、なんとなく気になってくるのは恐ろしいものです。

人を騙すことは許しがたいことですが、購買心理を上手くつくことは、販促として有効です。


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