人は失敗を避ける傾向があります。
得る喜びよりも、失う悲しみの方が大きいからです。
そのため、未経験の商品を購入するときには、慎重に検討をすることになります。
販売側は工夫をして、購入のハードルを下げる必要があります。
そのポイントを3点ご紹介します。
1.使用した感想を伝える
接客やPOPで、自分が使用した感想を伝えます。
難しく考えず、自分の率直な感想が一番効果的です。
お店と顧客との信頼関係が強固なほど、効果があります。
また、お客さまの声も有効です。
この場合も、お店がコミュニティのように機能していると、効果が高くなります。
2.お試し商品を用意する
少量パッケージなどお試し商品を用意します。
特に6次化商品などに有効です。
1回使い切り商品を用意しておくことで、気軽に購入することができます。
お米であれば2合程度、食品であれば100g程度が目安です。
3.試食、お試し価格は要注意
試食も効果はありますが、注意が必要です。
タイミング良く行わないと、試食で満足してしまう可能性があります。
特に、どのような商品か気になるといった興味本位の場合は、購入までつながらない恐れがあります。
お試し価格を行なう場合もありますが、その後価格をもとに戻せないことがあります。
最初の購入価格がアンカーとなってしまい、通常価格が割高に感じられてしまいます。
低価格にしたいのであれば、容量も少なくしたお試し商品のほうが効果的です。