経営資源の内、ヒトとモノは、裏を返せばコストになります。
ヒトは労務費や人件費です。
モノは仕入原価や減価償却費、消耗品費として表れます。
利益＝売上－費用ですので、売上が下がれば、費用を下げて利益を確保します。
会計上は正しい処理ですが、経営判断として必ずしも正しいとは言い切れません。

経営の本質は、資源を有効活用して、利益を生み出すことです。
安く仕入れて高く売るというのは、モノ（商品）を最大限に活用して利益を得ることです。
商品を作るのにも販売するのにもヒトは必要です。
彼らの能力を最大限に発揮させることで、価値のある商品を提供することができます。

ヒトやモノを費用とみなして安易に切り捨てると、その後の競争力に影響を及ぼします。
まずは、手許の資源を最大限に活かす方法を考えます。
それでも、活かし切れないときには、不要な費用として対応を考えなければいけません。

【本日の質問】
あなたの会社にあるのは、資源ですか？それとも、費用ですか？