バレーボールなどで、「お見合い」と呼ばれるミスがあります。
お互いに、相手が動くだろうと思って、どちらも動かずに失点してしまうミスです。
これと同じことは、ビジネスでも散見されます。
誰かがやるだろうと思っていると、誰も動かずに、機会を逃してしまいます。
このような事態を防ぐためには、責任所在を明確にしなければなりません。
責任所在の決め方には、二通りあります。
ひとつは、業務内容など事前にルール化しておくことです。
各人の役割を明確にすることで、責任所在をはっきりとさせます。
もうひとつは、コミュニケーションを取りながら、臨機応変に対応することです。
事前にルール化できないことも、ビジネスでは多々あります。
そのようなときは、その都度関係者がコミュニケーションをとって、責任所在を決めていきます。
誰が何を行うのかを、はっきりと言葉にして、意思確認をします。
自分が行うという人がいるのが理想的ですが、そうでなければリーダーが適正を考えて、割り振りをしていきます。
きちんとコミュニケーションが取れていないと、後で自分がやるとは思っていなかったということになりかねません。
お互いに、率直に自分の立場を表明しながら、全員で実現可能な方法を考えていきます。
相手を尊重し、信頼し合えることができていれば、不毛な責任のなすりつけ合いは起きません。
一人一人が自律しながら、協力体制を築くことが重要です。
【本日の質問】
あなたの会社では、責任所在を明らかにしていますか?
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