支援先の会議のファシリテーターをすることが良くあります。
そのようなときは、一定の結論を導く前に、きちんと議論を噛み合わせることに重点を置いて進めます。
議論が噛み合っていないときには、論点を整理するなどの手を打ちます。
議論が進むに連れて論点がずれることは良くあります。
気がつくと、いつの間にか論点が先に進んでいることがあります。
例えば、重点顧客の選定を行なっている内に、顧客の担当者の話になっていることがあります。
実務者同士で話をしていると、この傾向が強いです。
それは、全体の流れを理解し、業務知識も豊富なためです。
知識が豊富なことは良いことなのですが、知識が有るために論点に付随する様々な事象が想起されてしまいます。
議論を充実させるためには、連想をストップさせて、イマココの論点に集中しなければなりません。
また、知識は主張の前提となります。
人によって持っている知識に差がありますので、そもそも前提が違う可能性もあります。
そのようなときには、前提を確認して議論を進めます。
会議は踊れども進まずほど、時間の無駄はありません。
議論をきちんと噛み合わせて、有効な時間にすることが大切です。