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 経営コラム


誰を大切にしているかを明確にする

今回の出張は、駅前に宿を取ることができませんでした。

じゃらんが全滅で、ヤフートラベルでようやく見つかりました。

とにかく駅から近いところで探していたので、設備などはよく見ずに予約しました。

チェックインをすると、自分がターゲット顧客でないことが、すぐに分かりました。

宿の名誉のために言えば、私が不快な思いをしたわけではありません。

 

1階には、農産物や洋服の売店が広がっています。

お風呂には、水中を歩くことのできるスペースがあります。

朝食バイキングは、野菜が中心で、肉類がほとんどありませんでした。

ここは、高齢者の方をターゲットとした宿だったのです。

 

これらのサービスは、私にとってはそれほど魅力的ではありません。

しかし、健康を意識した高齢者の方には、嬉しいサービスだと思われます。

この宿は、高齢者の方を大切にしていることを、全面にアピールしています。

おそらく、高齢者の団体客を呼びこむことで、稼働率を上げているものと考えられます。

 

ターゲット顧客を設定したら、顧客が価値を感じるように、商品やサービスを設計しなければなりません。

ターゲット顧客を大切にしていることがしっかりと伝わらなければ、顧客はあなたの会社のファンになってくれません。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、誰を大切にしているかを明確にしていますか?

 

 

 

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