経営コラム


誰をバスに乗せるか

「誰をバスに乗せるか」は、『ビジョナリー・カンパニー』に出てくる言葉です。

多くの会社を支援していく中で、この言葉の重みをひしひしと感じています。

会社の優劣を決める要因として、「ヒト」は大きいです。

どんなに優れた戦略や計画も、実行されなれば絵に描いた餅です。

実行するのは、会社にいるヒトです。

実行力の差は、ヒトの差です。

 

優先的にバスに乗せるべきは、想いや目標を共有できる人です。

行き先の違う人が誤ってバスに乗ってしまうと、不幸なことになります。

しっかりと目指す方向を合わせなければなりません。

また、バスの中で自分の役割を果たせない人、ルールを守れない人は、乗せるべきではありません。

このような人は、周囲に迷惑をかけます。

毅然とした態度で、対応する必要があります。

 

もうひとつ大切なのは、誰がバスを運転するかということです。

会社は、経営者以上に大きくならないと言われます。

ドライバーが行き先を間違えれば、全員が路頭に迷ってしまいます。

難しい道を適切に運転できなければ、事故を起こします。

 

ドライバーと乗員がお互いに乗るバスを選択しなければなりません。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、適切な人がバスに乗っていますか?

 

 

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