経営コラム


見えない不安と向き合う

新型コロナウイルスの厄介なところは、見えない不安です。

ウイルスは目に見えませんし、無症状感染もあります。

いつ、どこで、自分が感染するか、知らない間に感染させてしまうか分かりません。

また、現段階でいつ終息するのかも分かりません。

人は、分からないことがあると、想像力で補います。

外部から得た情報を元に、自分なりのストーリーを組み上げていきます。

そして、不安はどんどんと大きくなります。

 

この不安の連鎖を止めるためには、不安と徹底的に向き合うしかありません。

漠然とした不安は、具体的に何が不安なのでしょうか?
・命を落とすことでしょうか?
・お金がなくなることでしょうか?
・他人に迷惑をかけることでしょうか?

次に、なぜその状態が不安なのでしょうか?
・自分のやりたいことができなくなる
・将来の自分の状況が分からない
・他人に迷惑をかけてはいけない

こうして考えていくと、自分の価値観が見えてきます。
もしくは、より具体的に何が分からないのかが見えてきます。

見えてきたものを、さらに深堀りしていく作業を繰り返していきます。

そうすると、だんだん何をすれば良いのかが分かってきます。

自分に実行可能なレベルまで、問題を解きほぐしていきます。

自分にできることが見つかったら、後は実行するのみです。

 

不安だからこそ、思考停止状態に陥らず、しっかりと考え抜いて行動することが大切です。

 

【本日の質問】
あなたの不安は、どのようなことですか?

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