経営コラム


被災地商品マッチング

現在、被災地の商品のマッチングのお手伝いをしています。
主に小売業や卸売業の方に商品紹介等をしています。
放射能の不安など消費者(販売)側の課題もありますが、生産者側の課題もあります。
一時的な被災地支援から、長期的なビジネスへと発展させるためにも、必要な条件を明記しておきたいと思います。

1.一定のクオリティがある
すでに売場の棚は様々な商品で埋まり、短いサイクルで商品の入れ替わりが起こっています。
その中に割って入り、定位置を確保するためには、それなりのクオリティが必要です。
きっかけは被災地支援で良いかもしれませんが、売れ続けるためには消費者の支持が不可欠です。

2.適正な取引条件である
震災前まで地元で観光客相手の商売しかしていなかったところなどは、取引条件が合わないところもあります。
掛け率が80%を超えることもあります。
これでは、流通側がきちんと利益を出すことができません。
簡易包装にしてコストを減らしたり、上代を見直したりといったことが必要です。
win-winの関係になるような取引条件が求められます。
また、短納期小ロット発注への対応も望まれます。

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