先日、『古典落語の力』という本を読みました。
詳細な記述から、著者の落語に対する愛情の深さを感じました。
私も時間があるときには寄席に立ち寄っています。
落語は以下の2点から話すことや書くことの勉強になります。
1、構成の勉強
落語には、枕・本題・落ちという流れがあります。
この流れに沿って構成をすると相手が理解しやすいようです。
落語の落ちと異なり、セミナーや執筆の落ちではいかに内容をまとめ上げるかに熟慮しています。
また、執筆の場合、枕からスッと本題に入りすぎると読者を引き付けるインパクトが弱くなってしまうようです。
2、間の勉強
私は話す時には「間」を意識しています。
文章を書くときにもリズムを意識しますが、やはり「間」が関係しているように思います。
スラスラと話している方を研究すると、上手く「間」を取っている事が分かります。
相手に考える時間を与えることで、理解されやすくなるのではないでしょうか。