大人の条件として、自己完結を挙げる方がいます。
大人であれば、自分のことは自分でやって当然である。
自分のことを自分でできない人は、責任感がないといった論調です。
しかし、自己完結と自己責任は異なります。
何でも一人でできる人というのは存在します。
人は、なんらかの形で他者に依存をしています。
自分にできないことは、他の人にお願いをするしかありません。
問題は、このお願いの仕方です。
自分で何もせず、なんでもかんでもお任せという姿勢はよくありません。
自分のすべきことを理解せず、実行もしないで、他者を頼るのは困った人です。
自己責任とは、自分のすべきことをきちんと行うということです。
自己責任を果たした上で、他者の力を借りなければなりません。
借りた力にどのように報いるかも、その人の責任です。
すべてを自分で抱え込む人が、責任感のある人ではありません。
自らやるべきことを設定し、実行する人が、責任感のある人です。
【本日の質問】
あなたの会社には、自己責任のある人達が集まっていますか?