経営コラム


綱引きと陣取りゲームのマーケティング

シェア拡大は、事業活動の中でも、大きなテーマのひとつです。

いかにシェアを拡大するかを巡って、様々なマーケティング理論が登場してきました。

これまでの多くの理論は、いわば「綱引き」のやり方です。

資金力、商品力、プロモーション力など、「パワー」がある方が、一気にシェアを獲得します。

この理論は、今でも大企業などを中心に活用されており、有効なやり方です。

 

しかし、このようなやり方は、中小企業には不向きです。

「パワー」勝負になってしまうと、規模の経済が働き、小規模事業者は勝てるチャンスが少なくなります。

ランチェスター戦略のように、経営資源を集中して一点突破というやり方もありますが、広がりは期待できません。

 

中小企業が仕掛けるべきは、「陣取りゲーム」です。

隣接するコマを、自陣に変えていくことで、シェアを拡大していきます。

このときのキーワードが、「共感」です。

自社の「価値」を訴求して、賛同する顧客を増やしていきます。

価値訴求型のマーケティングは、「陣取りゲーム」に最適です。

一気にシェアを奪うことはできませんが、着実に勢力を拡大することができます。

ティッピング・ポイントを超えることができれば、一気にシェアが広がります。

そこまでは、地道にコツコツと続けることが大切です。

 

【本日の質問】
あなたの会社では、どのようなマーケティング戦略を採用しますか?

※いいね!シェア大歓迎!!励みになります^^

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