経営は、有機的で複雑なものです。
複数の要素が絡み合って、一定の結果を生み出しています。
経営の規模が大きくなれば、全体を見渡すことも難しくなります。
見えない部分は、推測するしかありません。
推測をする際には、個人の思考が入り込みます。
無意識のうちに、自分の都合の良いように考えてしまいます。
そうすると、組織の目的を忘れて、利己的な行動に走る可能性が高くなります。
このような状況を防ぐためには、経営の見える化を行わなければなりません。
邪推する余地のないように、意思決定のプロセスや経営指標を公開します。
全員が価値観を持ち、判断基準となるリソースを活用できるようにします。
公開するためには、見られても困らない経営をしなければなりません。
どこか後ろめたいことがあったり、不公平があったりすると、情報の公開をためらいます。
そのためらいが、不要な思惑を呼び起こします。
経営の見える化には、適切な制度と姿勢が必要です。
【本日の質問】
あなたの会社では、経営の見える化ができていますか?