経営コラム


組織が変わるとき

支援を続けていると、組織が変わったなというときに立ち会う時がしばしばあります。
コンサルタントとして、最も嬉しい瞬間です。

変わったと感じるのは、定量的要素ではなく、定性的要素です。
組織の考え方や課題への取り組み方が変わります。
売上などの成果としての数字はこの後についてきます。

最初の兆しは、その場の空気がピリッとします。
これは全員に危機感が共有されたり、ベクトルが合ったりした証拠です。
次に、言い訳がなくなってきます。
これは考え方が建設的になってきた証拠です。
最後に、建設的な意見やアイデアが次々に出てくるようになります。

ここまで来ると、組織は正のスパイラルに入ります。
行動の結果を検証して、次につなげていくことができます。
成功事例は組織で共有されて、一般化されることでツールとして活用されます。
失敗事例は、原因究明を行い、改善活動を重ねることで、成功へとつながります。

組織が変わるまでには膨大なエネルギーが必要ですが、
歯車が回りだした後は、加速度的に進んでいきます。

【本日の質問】
あなたの会社では、変化の兆しが見られますか?


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