第3回 岩澤信夫と歩く「究極の田んぼ」ツアーに参加してきました。
『究極の田んぼ』を読んでから、不耕起栽培に対する意識が高まっていたので、
著者の岩澤氏から直に話を伺えたのは大変貴重な経験になりました。
岩澤氏の語り口からは、不耕起栽培に対する強い信念が伝わってきました。
今回見学した田んぼは25年間天地返しをしていません。
これから始めようとする人とは25年の差があり、これは埋められるものではありません。
しかし、知恵を使えばその差を3年に短縮できるという最初の挨拶が印象的でした。
「水があって初めて水田の機能が出る」と言われ、実際に田んぼを見ながら、
不耕起栽培と慣行栽培の稲の根の生育の違いや、田んぼに住む様々な生き物について解説いただきました。
その後、室内に移動して、不耕起栽培に関するさまざまなお話を伺いました。
本に書いていない内容も多く、参考になる内容ばかりでした。
歴史的に農家は米を販売した経験がなく、商品化ができていないと指摘されました。
岩澤氏は消費者が何を食べたいかを考えて栽培しているとのことです。
冬季湛水を実施している田んぼ