品川にあるあきた美彩館で行われた秋田・大仙とっておきのすぐれもの市に行って来ました。
商工会の方や生産者の方が直接販売をされていました。
先輩診断士からの依頼もあり、色々とアドバイスをさせていただきました。
皆さん前向きに話に耳を傾けていただきました。
私の話がなんらかのヒントになれば嬉しいです。
お話したポイントを3つ簡単に記述します。
1.消費者に分かりやすい差別化
あるお米生産者の方は、お米の乾燥機を差別化要因にしていました。
しかし、一般の消費者には乾燥機の違いはわかりません。
味に明確な違いがあれば、裏付け要因として有効ですが、そうでなければなかなか良さは伝わりません。
一方、ある生産者の方は東京で販売することを意識して、食べやすい味付けにしていました。
本格的なものを食べ慣れている私には物足りないですが、一般消費者の方には支持されると思います。
分かりやすい違いが大切です。
2.ターゲット市場を選ぶ
必ずしも東京での販売が最善策とは限りません。
東京はいわば全国大会の決勝戦です。
無理をしてそこで戦わなくても、地方都市で売上が成り立つのであれば、そこで勝負する方法もあります。
3.特徴を評価してくれる消費者を選ぶ
食品は好き嫌いが現れやすい商品です。
特徴的な商品であればあるほど、好みがはっきりとします。
自分の商品にあった消費者を選んで、ピンポイントで攻めることが大切です。