経営コラム


社長が変わると中小企業は変わる

中小企業の支援をしていて常に感じることですが、中小企業は社長で決まります。
業績の良い会社の社長は、決断が早かったり、論理的に考えることができたりと、経営者として素晴らしい能力を備えていらっしゃいます。
一方、業績の悪い会社の社長は、収益の構造を理解できなかったり、事業のことがどこか他人事だったりします。
社長とヒアリングをしていると、その会社の雰囲気が見えてきます。

社長が変われば、企業も変わります。
これは事業再生で特に感じることですが、社長が本気になると業績が上向きます。
いつまでも社長が逃げ回っている会社は、従業員がどんなにがんばっても、なかなか結果が出ません。
また、社長が会社以外のことに夢中になって、会社の業績が落ちた例もあります。

社長をやる気にさせる方法は様々です。
私がよく使うのは、データで現状を見せるということです。
データで示すと、社長は言い訳がしにくくなります。
いわば、外堀を埋める形です。
外堀を埋められて、観念すると、社長も変わらざるを得ません。

もう一つの方法は、従業員から変えていく方法です。
やる気があって優秀な方をプロジェクトリーダーにして、改革を進めていきます。
会社や従業員が変わっていけば、社長も変わらざるを得ません。
社長が改革の抵抗をしないようにする工夫は必要ですが、なかなか社長が変わらない場合には有効な方法です。

科学的手法やコーチングなどを用いて、今後も社長が変わっていく支援をしていきます。


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