経営コラム


知識は分けてもなくならない

チームで知識の共有をすると反対する人がいます。
自分の財産を人に取られるのが嫌だというような反応です。
しかし、知識は他人に分け与えてもなくなりません。
むしろ、知識の交換をして、新たな刺激とすることで、新しい知恵が生まれてきます。

どんなに素晴らしい考えでも、完全にその人のオリジナルということはありません。
先人の思考を元に工夫がされていたり、様々な意見の良いとこ取りであったりします。
学校ではカンニングは御法度ですが、ビジネスにおいては積極的にすべきことです。
知識を幅広く公開して、色々なものと化学反応を起こしたほうが、より良い知恵を得ることができます。

また、知識だけでは実行に移せません。
経験を積んで始めて、自在に操ることができます。
そのため、他人が同じ知識を得たからといって、差別的優位性がすぐに揺らぐものではありません。
与える側も、教えるという行為を通じて、さらにレベルアップをすることができます。

インターネットなどにより、情報は簡単に手に入るようになりました。
それにより、情報を隠すことで優位性を保つことは難しくなっています。
情報を囲い込むのではなく、積極的に公開して、全員で成長していく仕組みを作ることが大切です。

【本日の質問】
あなたは、積極的に情報を開示していますか?


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