人気のある商品は、しばしば矛盾を内包しています。
矛盾とは、相反する要素ということです。
相反するものが同居することで、強い印象を残します。
矛盾を内包すると、驚きが生まれます。
例えば、アイスクリームの天ぷらです。
熱いと溶けるはずのアイスクリームが、油に入れても溶けないというのは驚きです。
甘じょっぱいというのも、ちょっとした驚きです。
甘いと塩辛いを同時に体験することで、一瞬混乱が起きます。
混乱するものの、違和感なく受け入れられることで、美味しさに変わります。
チョコポテチが賛否両論になるのも、その意外性を受け入れられるかどうかが、人によって変わるためです。
また、相反するものが同時に存在することで、お互いを引き立て合います。
例えば、軽くて強い素材です。
軽いものは壊れやすいというイメージがあります。
強いものは、重たいイメージがあります。
それぞれのイメージを覆す要素を併せ持つことで、その特徴がより強調されます。
ヒット商品を考える際には、矛盾する要素を組み合わせるのも一手です。
【本日の質問】
あなたの会社では、矛盾を内包した商品を考えていますか?