経営コラム


相手の言葉で話す

高い専門性を有したプロ同士の会話は気持ちが良いです。
共通のバックグラウンドがあるので、全て言わなくても伝わりますし、細かいニュアンスも汲み取ってもらえます。
お互いに刺激を与えながら、話が進展していきます。
ストレスのない楽しい時間です。

しかし、ビジネスではプロばかりを相手にはしていられません。
他部門の人と話したり、専門知識を持ち合わせない顧客に説明したりしなければなりません。
そのようなときに、自分だけが気持ちよく話していても、相手には伝わりません。

相手の言葉で話すというのは、大変なことです。
難しいことを簡単に話すためには、膨大な知識が必要です。
専門分野だけでなく、相手の分野のことも分かっていなければなりません。
例え話をするためには、日頃から引き出しを多くしておく必要があります。
それでも、上手く伝わらないとストレスがたまります。

そこまでして話さなくても良いという人もいますが、それでは仕事が広がりません。
接客的に、異業種・異文化の人と話をすることで、新たな閃きが起こります。
頭を捻って、工夫をして、相手の言葉で伝わるように話すことが大切です。

【本日の質問】
あなたは、相手の言葉で話していますか?


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