他人の意見を聞くことは大切なことです。
独りよがりの考えは、思わぬ落とし穴にはまることがあります。
他人の忠告に耳を貸しながら、自分の考えを修正していくことは必要です。
しかし、あまりにも相手の意見に従いすぎると、軸がぶれて前に進めなくなってしまいます。
また、万人の声を反映したコンセプトは、鋭さがなく、つまらないものになります。
このバランスをどのように取れば良いのでしょうか?
答は、他人の声を聞くときと聞かないとき明確にすることです。
計画作成段階や、見直しの段階では、大いに他人の意見を集めます。
様々な方向から検討して、漏れのない計画を作成します。
このとき、総花的なつまらない計画にするためには、ターゲットを明確にしてコンセプトを絞り込む必要があります。
そして、決断する段階では、コンセプトに合わない意見をそぎ落としていきます。
そうすることで、エッジの効いたメリハリのある計画ができます。
計画実行段階では、周囲の声に惑わされないようにします。
羅針盤は、作成した計画だけです。
計画と照らしあわせて、自分の行動が正しいかどうか判断します。
一定期間経ったら、進捗の確認と計画の見直しを行ないます。
このときは、再び他人の声も参考にします。
PDCAサイクルの中で、他人の意見を聞くときと、振り回されずに進むときを、明確にすることが大切です。
【本日の質問】
あなたは、他人の意見に振り回されていませんか?