経営コラム


現場まで想いを伝える

事業活動には、様々な人が関わっています。

各々が役割を果すことで、事業が成り立ちます。

役割を果す上で、各人で考え、想いを持って仕事をしています。

その想いを顧客価値に変換して、顧客に届けることで、利益につながります。

ここには、2つの課題があります。

 

ひとつは、自分たちの想いを顧客価値に正しく変換することです。

顧客にとって価値がなければ、どのような事業も利益を生み出すことができません。

もうひとつは、社内の想いを現場まで適切に伝えることです。

伝言ゲームのように、顧客に製品を届けるまでのプレイヤーが増えれば増えるほど、想いは届きにくくなります。

途中で誤変換されてしまうからです。

上手く伝えられないこともあれば、受け手が故意に捻じ曲げてしまうこともあります。

 

上手く伝わらない原因としては、同じ会社でも部門によって考え方や言語が違うことがあります。

最終的に目指しているところは同じでも、その過程が異なれば、コミュニケーションは難しくなります。

相手の立場を理解しながら、伝えることが必要です。

 

故意に捻じ曲げてしまう原因としては、自己保身があります。

自分の都合を組織の目的よりも優先させてしまうと、適切なコミュニケーションは取れません。

本人の変革を促すか、別な伝達ルートを設ける必要があります。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、現場まで想いを適切に伝えていますか?

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