経営コラム


準備しながら動く

何かに取り組む際に仮説を用意しておくことは有用です。
手当たり次第に行うよりも、仮説に基づいた方が効率的です。
しかし、仮説ができるまで動かないというのでは、スピードが失われてしまいます。
ある程度の所で動き出す必要があります。

実際、私も初回訪問のヒアリング等の際には、十分な情報が得られず準備不足で臨むことがあります。
そのようなときは、ヒアリングをしながら仮説を立てていきます。
まず最初に現状感じている課題や強みを話していただくと、簡単な強み弱みが見えてきます。
次に経営理念や戦略などを確認すると、違和感を感じる部分がでてきます。
その違和感は、頭の中で仮説を立てる際に生まれるものです。
この違和感について追求していくと、仮説ができていることがほとんどです。

何事も準備万端で取り掛かれるのが一番ですが、準備ができてなくても動かなくてはいけないこともあります。
時には、準備しながら動き、動きながら準備を整えることも必要です。


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