行列効果と言われるように、人だかりを見ると、人はそこに集まっていきます。
混雑していたほうが、売上を増やしやすいです。
しかし、あまりにも混雑し過ぎると、来店客に不快感を与えてしまい、購入率が下がってしまいます。
棚やブースの前に、2・3人いるくらいが丁度良いのではないでしょうか。
適度な混雑感を維持するためのポイントをご紹介します。
1.導線を管理する
人が多くて前に進めないというのは、大変なストレスです。
売場の奥まで行かずに、引き返してしまう可能性があります。
また、棚やブースに近づけないということも起こります。
導線(人の通り道)を確保して、スムーズに先に進めるようにするとともに、
棚やブースの前では、ゆっくりと商品を選べるような設計が必要です。
2.素早く作業をする
丁寧な作業は必要ですが、混雑時には素早い作業も重要です。
ただでさえ待たされているところに、ゆっくりと作業をされたのでは、ストレスがたまります。
マニュアル通りに1から10までやるのではなく、ポイントを押さえて必要最低限の対応も時には必要です。
3.目配せをする
待っている人に対して、目配せをします。
特に、常連客には有効です。
相手の存在に気づいていることを伝えるとともに、
お待たせしていることへのお詫びも感じさせるようにします。
混雑し過ぎるというのは嬉しい悲鳴ですが、せっかくの機会を逃さないようにすることが大切です。