経営コラム


波紋の行方を考える

バズマーケティングと呼ばれる手法があります。

一部で話題性を高めることで、商品の認知度や購買を高める手法です。

色々と取組みがなされていますが、上手く波紋が拡がらないことが多いようです。

波紋といえば、何気ない一言が、大きな波紋を拡げてしまうこともあります。

どちらも好ましくない状況です。

これは、波紋が拡がるネットワークを理解していないために起こります。

 

波紋を拡げたいのであれば、ネットワークの全体を把握しなければなりません。

どことどこが、つながっているのか。

どこを揺らすと、他のどの場所が揺れるのか。

ネットワークはどこまでつながっているのか。

このような全体像が分かっていなければ、効果的に波紋を拡げることはできません。

 

また、ネットワークの各部分も熟知していなければなりません。

どの部分が、最も揺れやすいのか。

各部分が揺れやすい要素(キーワード)は何か。

どことどこが太いパイプでつながっているのか。

このような部分が分からなければ、効果的な一手を加えることができません。

思わず波紋を拡げてしまうのは、意図せず揺れやすい部分に触れてしまったために起こります。

 

ネットワークの全体と部分を適切に捉えることで、波紋の行方を考えることができます。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、波紋の行方を考えていますか?

 

 

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