支援先の方と販売戦略を考えていると、様々な意見が出てきます。
パッケージのリニューアルやネーミングからブランド戦略まで、多岐に渡るアイデアが生まれます。
上手くいきそうなものもあれば、そうでないものもあります。
すべて試してみることができればよいのですが、経営資源には限りがあります。
また、あれもこれもというのは、まとまりがなくなって、非効率です。
段階を踏んで考えなければなりません。
販売戦略を立てる際にまず考えることは、提供価値とターゲット顧客です。
誰に何を提供するかというシンプルな原則がなければなりません。
具体的な販売戦略は、すべてこの原則に従って判断されます。
コンセプトが不明瞭なまま議論を進めても、どこかで行き詰まるか、売上につながらない戦略になってしまいます。
コンセプトができたら、少しずつ詳細を詰めていきます。
この時に注意しなければいけないのが、一度決めたことを変更しないということです。
例えば、コンセプトに基づいて、値決めをします。
一度販売価格と目標利益率を設定したら、原価はその範囲内に収めなければなりません。
そのため、優先順位に基づいて、議論の段階を決定しなければなりません。
売上には様々な要素が関連しますので、ときには議論が行き詰まることもあります。
その困難を乗り越えてはじめて、売れる仕組みはできあがります。
【本日の質問】
あなたの会社では、段階を踏んで考えていますか?