経営計画を策定する際には、既存のデータ分析から始めます。
これは健康診断のようなもので、まずどこに不具合があるかを調べるためです。
しかし、実情としては分析に必要なデータが揃っていないことが多々あります。
揃っていない部分は、推測をするしかありません。
他社平均や統計などの外部環境から推測をしたり、
内部の既存データを加工したりすることになります。
推測である以上、正確性には疑問が残ります。
それでも、何も分析をしないよりは有益です。
少なくとも、不具合箇所を見つけることはできます。
不具合の程度については、不確実性が残ります。
不確実な前提で計画を立てると、途中で不具合が出る可能性が高くなります。
とはいえ、すべてのデータを揃えるのは大変なことです。
経営判断をするために必要なデータや指標を洗い出して、
必要な物を必要なだけ活用できる形で収集し続けることが大切です。