経営コラム


数字の持つイメージ

ビタミンC1000mg配合と、1g配合だと、前者のほうが多く感じます。
明治46年創業と大正2年創業だと、後者の方が古く感じます。
実際は、どちらも同じです。
(正確には、明治46年は存在しません。)
どちらも、数字そのものの大小が、判断に影響を与えています。

数字は嘘をつかないと言われますが、数字そのものにはイメージがあります。
端数価格などは、典型的な例です。
上述のように、一部の数字の大小が全体のイメージを左右することがあります。
資料を読む際には、このようなトリックに惑わされないことが大切です。

発信する側も、数字のイメージの悪用をするべきではありません。
数字は客観的なものなので、冷静に考えれば、どちらが大きいかは判断ができます。
そのため、トリックを使ったとしても、すぐにバレてしまいます。
トリックがバレると、相手の信用を失います。
信用を失うことほど、ビジネスにおける損失はありません。
小手先のテクニックではなく、中身で勝負をすべきです。

【本日の質問】
あなたの会社では、数字の持つイメージに左右されていませんか?


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