支援先の方が変わってきたなと思う瞬間に、数字で考えるようになってきた時があります。
それまでは、「目標達成できなかった」という報告だったのが、
「達成率97%でした」とか「新規案件が目標より1件少なかった」などと具体的に報告されるようになります。
数字で具体的に考えるということは、目標達成意識が強くなってきたということです。
目標を達成してもしなくても関係ないと思っているうちは、目標まで後どれくらいかは気になりません。
達成出来ればラッキー、出来なくても仕方がないと考えてしまいます。
一方、達成意欲の高い方は、目標まで後どれくらいかを具体的に考え、その差を埋めるために必要な行動を考えます。
目標との差(課題)が具体的であればあるほど、取るべき行動も明確になってきます。
目標管理制度や成果報酬など、目標達成意識を刺激する仕組みはたくさんあります。
それでも、本人がやる気にならなければ、こうした仕組みも意味がありません。
モチベーションを上げる最も有効な方法は、成功体験を積ませることです。
誰でもできるような仕組みの構築が、評価制度よりも先に行われなければなりません。