利益=売上-コストであることは、言うまでもありません。
利益を増やそうと思ったら、売上を増やすか、コストを減らすかしかありません。
日本では、2000年代から、コストカットが利益捻出の主流になりました。
売上は相手があることなので不確実ですが、コストは自社内のことなので実効性が高いと言われています。
そして、リストラを始め、様々なコストカットが行われてきました。
しかし、コストカットには限界があります。
事業を行う上で、最低限の資産は必要です。
業務を行う土地や建物が必要ですし、実際に業務を行なう人も必要です。
コストを0にすることはできません。
また、コストと資産は表裏一体です。
資産には、ノウハウのようなBSに載らないものもあります。
安易なコストカットは、競争のための貴重な資産の流出につながります。
最近の再生案件では、削れるコストもいよいよなくなり、それでも赤字から抜け出せないというケースが増えています。
こうなると、攻めに転じて、売上を増やしていくしかありません。
しかし、度重なるコストカットで、差別化するだけの資産がほとんど残っていません。
そのようなときは、社内に残っている資産を集めることから始めます。
成功事例などから、自社の強みを明らかにします。
その上で、販売戦略を練っていきます。
後は、正しいステップにそって、一歩一歩地道に努力を重ねていきます。
売上を増やすのは簡単なことではありません。
それでも、攻めに転じなければ、ジリ貧です。
覚悟を決めて、行動に移さなければなりません。
【本日の質問】
あなたの会社はいつ、攻めに転じますか?