私は支援先を「お客様」と呼ぶことはありません。
もちろん、支援先から報酬をいただいていることには、感謝をしております。
しかし、支援先との関係は、「報酬を払う側ともらう側」という関係ではなく、「共に進んでくパートナー」と考えているからです。
日本では、「お客様は神様です」という風潮が強いです。
そのため、お金をいただいている以上、言いたいことが言えず、不利な条件を飲まざるを得ない場合があります。
このスタンスでは本当に会社を変えていくことはできないと、私は考えています。
お互いに本気で会社を良くすることを考えて、聖域なしで踏み込んで行かなければ、根本治療はできません。
そのため、私はおかしいと思ったことは率直に指摘させていただきます。
以前同行された診断士の方に、「お客様にそんなことを言うなんてすごいね」と言われたことがありますが、
支援先は「パートナー」であると考えているので、必要なことであれば指摘させていただきます。
表現には考慮しますが、できるだけ単刀直入に伝えるようにしています。
世間一般的なコンサルタントのあり方とは異なるかもしれませんが、
支援先が良くなるように本気で熱意を持って取り組んでおりますので、その辺りをご了承いただければ幸いです。