本日は、岸和田商工会議所で、小売業向けの消費税増税転嫁対策セミナーの講師をしてきました。
このシリーズは今回で5回目です。
そのため、会場に入る前から、構成を何度も練って一連の流れを作っていました。
特に、すぐに実行してもらえるように、具体事例を豊富に用意しておきました。
ところが、会場について、参加者名簿を確認すると、過半数の方が非小売業でした。
増税対策の方法を知りたいということで、多様な業種の方が集まられたようです。
非小売業の方に、小売業の事例を多数紹介しても、あまり参考にならないとその場で判断しました。
そこで、用意していたシナリオは捨てて、価値訴求の話をメインにすることにしました。
価値訴求については、日頃から私が主張していることなので、テキストがなくても対応できます。
結局、用意したテキストの半分くらいは使用しませんでした。
それでも、受講者の方の反応は上々でした。
どんなに精緻に計画を立てたとしても、その通りにはいきません。
むしろ、不測の事態が起こる事のほうが多いです。
そのようなときに、準備していたものを捨てて、状況に対応する柔軟性が大切です。
【本日の質問】
あなたは、不測の事態が起こった時に、それまで築いてきたものを捨てる勇気がありますか?