経営コラム


挫折を乗り越える力

作家の冲方丁氏の講演を聞いてきました。
お話の中で、『天地明察』の主人公渋川春海に興味を持ったのは、彼の挫折を乗り越える力にあるとおっしゃっていました。
たしかに、挫折を乗り越える力を持つ人は強いと、私も思います。
以下、挫折に対する私見です。

人は、大小様々な失敗をします。
かすり傷程度のものもあれば、大きな損害を被ることもあります。
最も大きな失敗とは、それまでの世界が崩壊してしまうものです。
これが、挫折と呼ばれるものです。
挫折を乗り越えるには、その状況を受け入れるだけでなく、新しい価値観を作ることが必要です。

私にとっての最初の挫折は、高校時代でした。
それまで、学校でトップ集団にいましたが、同じようなレベルを持った人が集まる中では、埋もれてしまいました。
そのときに、自分の存在価値について悩みました。
そこで、3年間は、徹底的に自分と向き合いました。
自分の内面に向かうことで、自分の価値観を認識し、作り上げることができました。
次の挫折は、会社員時代でした。
組織の中で上手く立ち回れずに悩む中で、自分の望む働き方や理想の企業のあり方を見つけることができました。
それを実現するために、今は経営デザイナーとして活動しています。

自分の経験をお話しするのは、恥ずかしいものですが、少しでも参考になれば幸いです。

【本日の質問】
あなたは、どのように挫折を乗り越えましたか?


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