誰でも、成果を上げれば報酬を求めます。
それは共通事項ですが、その動機には2種類あります。
ひとつは、報酬を目的として、成果を上げるということです。
この場合、報酬がインセンティブですので、報酬に満足しなければ、パフォーマンスが落ちます。
逆に魅力的な報酬を示せば、実力以上のことをするかもしれません。
懸念されることは、成果さえあげれば(報酬さえ得られれば)何をしても良いという考え方です。
これを規制するためには、数値目標だけでなく行動目標も同時に設定する必要があります。
もう一つは、成果を認めて欲しいということです。
この場合、報酬は認めるという行為を具現化したものになります。
そのため、当人が望む形で報酬を与えないと、認められていないと誤解される恐れがあります。
これを防ぐためには、きちんと話し合いをすることです。
一方的に良いだろうと考えて報酬を与えるのではなく、お互いに納得する形にしなければなりません。
いずれにしても、適切な報酬が与えられなければ、モチベーションが下がってしまうので注意が必要です。