人は誰でも未体験のことには不安を覚えます。
手探りの不安から、上手くできないこともあります。
しかし、一度成功すれば、その後は進んで行うようになります。
これは特に子供の時に見られます。
「はじめてのおつかい」というテレビ番組もありますが、自分で頑張って成功した体験は、その人を大きく成長させます。
その成功の裏には、多くのサポートがあります。
上記の番組ではスタッフがしっかりと見守っていますし、おつかい途中で町の人にも助けてもらいます。
多少の失敗があっても、おつかいという目標を達成出来れば、目をつぶってもらえます。
こうして成功体験を積み重ねることで成長していきます。
ところが、社会人になるとそうはいかなくなることがあります。
初めての仕事でも、自分で考えろと丸投げをされます。
些細なミスを責められ、減点方式で評価されます。
これでは、なかなか成長しません。
もちろん、大人と子供では求められる役割や責任が異なりますので、一概に比較はできません。
それでも、人を育てる本質は同じです。
相手をきちんと見守りながら育てていく懐の深さが必要です。