経営コラム


意識付けを行なう

人は意識をしないと、情報が入ってきません。
有名な実験ですが、被験者にバスケットボールの試合のVTRを見せて、白いユニフォームのチームが何回ボールを触ったか数えてもらいました。
そのVTRでは、ゴリラがコートにいたのですが、大半の被験者がゴリラに気が付きませんでした。
白いユニフォームとボールの動きに意識が集中していたため、ゴリラは意識の外になったためです。
このように、意識をしなければ、目の前にあっても情報としては処理をされません。
つまり、何か目的を持って、意識を集中させなければ、情報を活用することはできません。

いくら練習をしても上手くいかないときや、何度繰り返しても同じ失敗をするようなときは、意識が欠けているのかもしれません。
本人が意識をして取り組まなければ、どんなプログラムも意味がありません。
意識付けができていないまま教育を実施しても、時間の無駄になってしまいます。

一旦意識付けができると、情報をどんどん吸収することができます。
それまで気が付かなかったことにも、気づくようになります。
そうなると、実力がついてきます。

まずは、目的や成果を明確にして、本人に意識付けをすることが大切です。

【本日の質問】
あなたの会社では、正しく意識付けができていますか?


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