今回の講義は多岐にわたる解説でした。
それだけITが様々な分野に関連しているということであると思います。
1、企業における情報化
・ITは基本的には強力な道具です。
・基幹系システムから情報系システムへのシフト傾向がみられます。
・中小企業の中でも、20人以下の企業とそれ以上の企業との間で、IT格差はますます増大しています。
その理由は、資金・人材不足やそもそものニーズがないことです。。
2、企業情報システムの区分と種類
・企業情報システムは、①基幹系システム、②情報系システム、③情報基盤系(インフラ)システムに大別されます。
・主な基幹系システムには以下のものがあります。
①人事管理、②給与計算(ヒト)
③販売管理、④生産管理、⑤購買管理、⑥物流管理(モノ)
⑦財務会計(カネ)
・グループウエアの機能には以下のものがあります。
①電子会議、②電子掲示板、③電子メール、④スケジュール管理、⑤共有データベース(フォルダ)
3、成功する情報化の進め方と情報化投資マネジメント
・情報化・情報活用よりも、経営目的を実現させるための業務改革が先です。
・情報化投資マネジメントサイクルとは、以下のPDCAサイクルのことです。
①投資計画策定→②事前評価→③モニタリング→④事後評価→⑤フィードバック→⑥投資計画見直し
・業務改革におけるITの活用には以下のものがあります。
①ビジネスプロセスの変革、②協働、③知識の創造
・システム企画における留意点には以下のものがあります。
①最低限やるべきことに絞る、②システムありきで進めない
③優先順位を決めて取り掛かる、④シンプルな業務設計を目指す
・効果的な目標のポイントには以下のものがあります。
①競争力が得られる、②達成可能な目標より少し高め、③プロジェクトとしての合意形成が取れる
・情報システム投資においては、単に資金を投入すればよいというものではなく、投資目的を明確にすることが重要です。
・投資目的が明確になっていないままの投資は、逆に企業の足を引っ張ることもあります。