経営コラム


従業員をファンにする

人材の定着化は、多くの企業の悩みの種です。
その解決策として、処遇の改善に取り組むところがあります。
これは、外的な動機付けです。
外的動機付けは、一時的には効果がありますが、長期的には効果が薄れていきます。
人の欲求は、どんどん高まっていくからです。

また、どんなに良い条件でも、人が集まらない企業もあります。
最近では、外食産業で時給を高くしても、人材不足でオペレーションが回らないという事例も見られます。
ようするに、その企業では働きたくないと思われてしまっているということです。

この事例と正反対の現象が、勢いのある企業で見られます。
書籍でも紹介されている企業としては、TDR、無印良品、成城石井などが挙げられます。
これらの企業に共通していることは、従業員がその企業のファンであるということです。

人は、好きなことのためであれば、努力を惜しみません。
従業員を自社のファンにすることができれば、定着率は向上し、パフォーマンスも良くなります。
ファンにするためには、理念やビジョンに共有してもらうことです。
この企業は素晴らしい、この経営者の元で働きたいと、相手からの尊敬を得ることが大切です。

【本日の質問】
あなたの会社では、従業員が自社のファンになっていますか?


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