役職者の特権のひとつに、肩書が与えられることがあります。
肩書は一種のランク制度なので、上の役職で呼ばれるほど優越感があります。
もちろん、その役職に就けるのは、その人に力があるからです。
しかし、役職で呼ばれ続けていると、どんどんと気分が良くなって、浮ついてきます。
これが、役職病です。
本来の自分の役割も忘れて、作られたイメージの住人になってしまいます。
管理者は、高い位置から全体を俯瞰する必要があります。
同時に、地に足がしっかりと着いていなければなりません。
なぜならば、問題は現場で起こっており、顧客接点も現場だからです。
役職者を気取っているうちに、現場から足が遠のいてしまうと危険です。
現場を知らない管理職は、問題の本質を捉えて、解決策を導くことができません。
役職名で呼ぶのが悪いわけではありません。
自分の役割をしっかりと意識して、地に足を着けながら、一人一人が行動することが重要です。
【本日の質問】
あなたの会社では、役職病が蔓延していませんか?