経営者の方から伺う嘆きのひとつに、「従業員の指示待ち体質」があります。
細かく指示を出さないと、何も動かないというものです。
一方で、従業員が勝手に動くと、「自分の言うことを聞かない」と嘆くこともあるようです。
どちらも、従業員の役割が明確になっていないことが原因です。
自分の担当範囲と、目指すべき方向性が明確になれば、誰でも自主的に考えることができます。
担当範囲と目指すべき方向性は、役割という形で示されます。
例えば、営業職であれば、顧客の開拓を目指し、顧客の訪問や営業資料の作成を行います。
目的とやるべきことが分かれば、今何をしなければいけないのかは明確です。
訪問リストを持っているのであれば、訪問先毎にどのような営業を行うのかを考え、資料に落とし込みます。
訪問リストがない状態であれば、見込み客を探さなければなりません。
しなければいけないことが分かれば、行動に移すことができます。
組織とは、役割の集合体です。
一人一人の役割を明確にすることと、組織の役割を定義することは、連携しています。
【本日の質問】
あなたの会社では、役割を明確にしていますか?