経営コラム


強いニーズを満たす

マーケティングにおいて、ターゲット顧客のニーズを把握することは不可欠です。

ターゲット顧客のニーズに応えることができなければ、売上につなげることができません。

ただし、ニーズを満たすことが、必ずしも売上になるとも限りません。

ニーズには強弱があります。

顧客が購買に至るような強いニーズを満たす必要があります。

 

例えば、インバウンド需要において、外国語表記は不可欠です。

しかし、外国語表記があるからといって、購入するとも限りません。

外国語表記は、なければ、どのような商品かわからないので、購入しないといった性格のものです。

いわば、衛生要因のようなニーズです。

このニーズを満たすことも重要ですが、それだけでは売上は増加しません。

 

また、顧客の見ていない世界を見せるという考え方もあります。

iphoneがその典型です。

ただし、顧客がそれまでイメージしていなかったものを、用意すれば良いというものでもありません。

初めて体験して、それが欲しくなるようなものでなくてはありません。

奇をてらいすぎて、顧客の望んでいないものを提供しても、売上にはなりません。

 

重要なのは、顧客が欲しいと思えるものを提供するということです。

そのためには、顧客の立場から商品を検討して、徹底的に磨き上げることが必要です。

それまで世になくても、これがあったら便利、世界が変わると思ったからこそ、iphoneは生まれました。

そして、そのメリットを徹底的に追求し、細部までこだわったことで、新たなヒット商品になりました。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、顧客の強いニーズを満たしていますか?

 

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