経営コラム


常に備えておく

福田哲夫著『新幹線をデザインする仕事 「スケッチ」で語る仕事の流儀』を読みました。

この中で、私がすごいと思ったことは、福田氏が常にスケッチを描いているということです。

それも、請け負った仕事ではなく、こうすればもっと電車が快適になると、自主的に思いついたことを描いています。

誰に言われるわけでもなく、自分で課題を設定して、その解決策を用意しています。

日頃のストックが、素晴らしい仕事につながっていると思います。

 

人は、そのときにならないと、対応をしないものです。

それも、目の前に問題点が現れてから、解決策を考え出します。

これでは、解決までの時間がかかってしまいます。

常日頃から、様々な課題を設定して、解決策を用意しておくことで、素早い対応ができます。

また、常に備えておけば、チャンスを逃すことがなくなります。

仕事のオファーが来たときに、すでに解決策を持っていれば、他の人よりも早く良い提案をすることができます。

 

泥縄式の対応ではなく、常に課題意識を持って備えておくことが大切です。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、常に課題意識を持って備えていますか?

 

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