経営コラム


官僚型組織とティール組織

官僚型組織の特徴

官僚型組織は、全員が60点を取れることを目指す組織です。

突出したスタープレーヤーの活躍よりも、全員が決められた業務を的確にこなすことを良しとします。

大量の業務を効率的にこなしていくには、効果的な組織です。

一方で、組織の硬直化や決められたポスト数の制約による組織内政治などの弊害も生まれます。

ティール組織の特徴

ティール組織は、メンバー一人ひとりが状況に応じて、適切な判断・実行をすることで、高い成果を上げる組織です。

そのため、メンバーには高い能力と責任が求められます。

チームとして必要な機能をこなすメンバーが揃っている必要もあります。

メンバーの負荷も大きいので、長期的にチームを維持するのが難しくなります。

理想的な組織像

中長期的に安定した経営を目指すのであれば、官僚型組織を整えていくことが必要になります。

その中で、組織の硬直化や優秀なタレントの埋没を防ぐために、定期的にプロジェクトを発足します。

プロジェクトは、ティール型のチームにすることで、組織に刺激を与えます。

官僚型組織のルールを持ち込まないプロジェクト運営を行えるかが、鍵になります。

現状維持だけでは生き残れない時代になっています。

安定と変化のバランスをいかに取るかが、組織運営のポイントです。

【本日の質問】
あなたの組織では、どのような運営を行っていますか?

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