六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されている大英博物館 古代エジプト展に行って来ました。
22時まで行われているので、仕事が終わってからでもゆっくりと見ることが出来ました。
平日の夜は人が少なく、ゆったりと見ることができるのでお勧めです。
本展では保存状態の良いパピルスや木棺、ミイラなどを間近に見ることができます。
『死者の書』と呼ばれる古代エジプトの死後の世界を表した物語に合わせて、展示が構成されています。
何度もミイラや木棺を見たことはありましたが、そのような世界観は初めて知りました。
『死者の書』の世界観は、日本の世界観と似ているところが多いと感じました。
死後の世界で迷わないように『死者の書』を木棺などに記すというのは、お葬式で念仏を唱えるのと同じ感覚かもしれません。
また、死後も会うことができるという考え方や、そのために水や食物を備えるという風習は、日本でも見られます。
死後、いくつかの関門を経て、裁きを受けると極楽に行けるという考え方も、裁きを受けるという部分は共通しています。
ただし、裁きの対象となる基準はやや異なるようです。
夏休みということもあり、子供向けのプログラムも用意されていました。
古代エジプトの死後の世界観を知ることができる良い展示だと思います。