卵が先か?鶏が先か?という議論に出会うことが、ときどきあります。
原因究明は、解決の第一歩ですので、どこに原因があるのかを考えることは、重要です。
ただし、今日の問題の多くは、原因が一つという単純な構造のものは多くありません。
様々な事象が絡み合っています。
特に、ある事象が原因となって、ある結果を生み出し、その結果が原因でさらに事象が強化されることも良くあります。
卵と鶏、どちらかを対処すれば良いというものではなりません。
複数の要因にアプローチしながら、解決を試みる必要があります。
課題とは、理想と現実のギャップと言われます。
理想から照らし合わせて現実を変える方法もあれば、現実を変えながら理想に近づく方法もあります。
どちらかが正しいのではなく、どちらも必要です。
理想だけ追い求めていてもダメだし、現実を嘆いているだけでも変わりません。
目標達成に向けて、やりやすいところから着手していきます。
少しずつ化学反応を起こしながら、状況を見て次の手を打ち続けます。
フレームワークや成功事例をただ当てはめるだけでは、うまくいきません。
観察して、考えて、多面的に検証しながら実行することが必要です。
【本日の質問】
あなたの会社では、多面的に検証しながら問題にアプローチしていますか?