営業は個人個人の能力によるところが大きい業務です。
そのため、部(チーム)内での情報共有をおろそかにしているところもあります。
技能(スキル)を身に付けるには個人の努力が必要ですが、武器となる情報や資料は共有が可能です。
共有ツールとしては、dropboxやサイボウズliveといった無料システムを活用して行うことができます。
これらは基本無料ですので、積極的に試してみてはいかがでしょうか。
共有しておくべき主な情報としては、以下の5点があります。
1.自社概要
経営理念やお取引先など、自社を信用してもらうために必要な情報です。
経営理念やミッションなどは、全員で噛み砕いて具体的に理解・説明できる必要があります。
2.取引先情報
担当者や真のキーパーソンが誰かが分かるまでには、長い時間がかかります。
また、価格に厳しいのか、ストーリーを重視するのかといった情報も必要です。
新担当者が一からそれらを探らなくても良いように情報共有をします。
その情報をもとに、どのように攻めるかを考えるのは新担当者の役割です。
3.提案価値
商品の詳細だけではなく、どのような価値を提供できるのかをまとめた資料があると便利です。
案件ごとに詳細は異なりますが、雛形があることで誰でも作成が可能になります。
4.商談履歴
これまでどのような提案をして、その結果がどうなったかを分かるようにします。
営業日報等で行っている会社も多いと思います。
営業会議がただの報告会とならないためにも、日ごろから共有できる仕組みが必要です。
5.成功事例
成功した案件は全員で共有します。
ポイントは、なぜ成功したのか、どこがポイントだったのかを分解して、
一人一人が応用できるようにすることです。